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2005年6月 1日 (水)

映画の感想

キングダム オブ ヘヴン

脚本:5(大河ドラマの総集編級の端折り具合)
映像:9(思ったとおりのリドリンマジック)
音楽:6(地味)
オススメ:6(万人向けではない。歴史ファンには9)

日本の宣伝見る感じだと、恋愛映画みたいな感じだったので敬遠していたが、
リドリー・スコット作品だし、海外のサイトみたら、恋愛要素全然無かったので勇気出して見に行った。
間違いなく正真正銘の漢の映画!!
第三次十字軍のきっかけとなった、アイユーブ朝軍対エルサレム王国の戦いを
割と史実に忠実に描いた映画で、娯楽性は0に等しい(笑)
映画冒頭が1185年、タイムリーな事にこの年日本では平家が滅亡しました…。

映像的にはグラディエーター+ブラックホーク・ダウン/2。
モロッコで撮っているからか、光(逆光)や空が似ている。いつものスモーク&逆光は健在。
この映画の現代版がブラックホーク・ダウンなんじゃないか?という気がするくらい
ラストの締め方はブラックホーク・ダウンに近いものがある。
グラディエーターと同じく、前半カメラが近くて見づらいシーンがあったので、後ろの方の席で見る事をオススメ。
投石器(カタパルト)の速さはグラディエーターのものより恐ろしく速い。
まあ、帝政ローマの時代から800年たっても、これしか進化が無かったといえばそれまでだが(笑)
なんでもリドリンは投石器マニアだそうでCGではなく、本物サイズで
振り子式投石機やバリスタ(グラディエーターにも出てきた油壺を投げる奴)や
攻城塔(雲梯に囲いをつけたようなもので、一基25トンあるとのこと(汗))を作ったそうで…スゲー
おかげで、CG臭さはほとんどありません。

今回音楽がジマーじゃなかったのは、スケジュールが合わなかったかららしいが、
やっぱりジマーの音楽で見たかった。

肝心のシナリオだが、ストーリーがややピンボケで前半がかなり唐突。
編集が甘い(つーか失敗?)という方が正しいかもしれないが、
編集段階でかなーりカットされているのではないかと思われ。
(ボードワン5世も丸ごとカットされたらしい)
メリハリは少ないものの、少なくとも、「トロイ」「アレキサンダー」よりは面白かったので、
この2つで外した!と思った人は見る価値有り。

ちょっと主役が弱いかなぁ…
主役のバリアンより、ボードワン4世やイスラム側の人物の方がカッコイイ。
ちなみにボードワン4世(らい病でいつも銀のマスクをつけている)の俳優はエドワード・ノートンだそうです。

時々「○○を?」という字幕で笑いかけたが、やっぱり戸田奈津子でした。
一番謎だったのは、シビラ女王が夫に言う台詞で
If I have your knights, you have your wife.
「私に騎士団を。 妻になります」(字)
で「オマエら、前から夫婦だろw」と心の中でツッコミを入れたのだが、吹き替えでは
「私の夫でいたいのなら、騎士団を私によこしなさい」
と全然違うらしいので吹き替え版も見てみるかな。

ところで、日本の映画会社は「オーリー様」(誰?)とやらの恋愛映画として売りたかったようだが、
それ目当てに見た人から、ジャロに訴えられないだろうか?

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