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2007年1月17日 (水)

リドリー・スコット監督作品DVD三連戦(その2)

キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット
脚本:9
映像:10
音楽:8
オススメ:9(長いし内容も濃いので非常に疲れる点だけを減点)

以前にも書いたとおり、第三次十字軍のきっかけとなった、
アイユーブ朝軍対エルサレム王国の戦いを
割と史実に忠実に描いた映画。

これは(・∀・)イイ!!激しく(・∀・)イイ!!
グラディエーターのディレクターズカットは蛇足みたいな部分も多かったので
過剰な期待はしていなかったのだが、これはマジで(・∀・)イイ!!
どのカットも一枚の絵画のように美しい!
リドリー・スコット最高傑作と呼んでも良いかもしれないッ!

但し、色々な意味で感動して号泣したので疲れた(笑)

劇場公開版は大河ドラマの総集編のようだったが、50分にもわたる追加シーンのお陰で、
非常に話が解りやすくなっているし、キャラクターも立っている。
内容が変わりすぎて、もう全然別物。
あの劇場公開版のシナリオ(編集)のダメさ加減は何だったんだろうと思える。
このバージョンで劇場公開されていたら、アカデミー賞も取れたんじゃないか?
少なくともノミネートはされただろう。

・変更点
何より序盤の唐突で退屈だったフランス編が非常に面白くなっている。
ゴッドフリーとバリアンの母との関係や、領主との関係も解りやすくなって
物語全体が厚みを増している。
キャラクターではギーとルノーが格段に解りやすくなったし、
ボードワン5世を登場させた事で、終盤のシビラの行動や絶望も理解できるようになった。
ホスピタラー(ホスピタル騎士団の騎士とゆーいみ)の存在は、神の視点というか
他の登場人物より、高い次元から、ストーリーをみているように感じられた。
彼には名前も無いし、主人公のバリアンを一通り導くと「役目は終わった」と言わんばかりに死んでしまう。
もしかしたら、主人公を導く神の使いという位置づけなのかもしれない。

・映像
美しさのあまり、本当にブルーレイ版と視聴環境がが欲しくなる。
ところで私がこれを見ていたら、うちの父は「またグラディエーター見てるのか?」と言ってきた(笑)
映像は確かにグラディエーター3:ブラックホークダウン(以下BHD)1くらいの割合で足した感じ。
まあ、リドリー・スコットが撮影すれば、世界中どこの町でもリドリンタウンになるのは
ブラックレインで証明済みですがw
夜の戦いでサラディン軍の投石器から火の玉が飛んでくる→
「バリスタ━━━━ッ!」と叫ぶ声→城壁に「ドッカ━━━━ン」にBHDの
「アールッピッーズィ━━━━━ッ!!!」→壁に「ドッカ━━━━ン」をふと思い出す。

・音楽
やっぱりジマーが良かったな~と思いつつも、改めて見直すと、これで良かった気がする。
舞台がイスラム圏と言う事でアラブ風の曲調がBHDに似てたりするので
もし、ジマーだったらそのまんまBHDになってたかもしれない。

・音響
効果音とBGMの使い方が、かなりBHDと似ている。
グラディエーターの序盤のゲルマニア戦でのカタパルトの弾が砕け散って「うぉ~」という感じではなく
音楽が大きめのレベルで鳴っている合間に、色々跳んでくるようなタイプなので
投石器着弾の迫力がBGMに負けているような気がしなくも無い。
なお、DTSで鑑賞したけど、元のレベルがかなり低め。(ブルーレイ版はわかりません)

・字幕
相変わらず戸田奈津子さんの字幕は意味不明だったり、笑える箇所が多々ある。
monkを「坊主」としたり、my loadを「殿」(!)としたり、すでに夫婦なのに「妻になります」とか微妙。
リドリー・スコット作品全般の特徴として、セリフは可能な限り削って映像で表現する
という手法がとられているので、セリフをおおよそ暗記してしまえば、あのマヌケな字幕とはおさらばできる。オススメ

とにかく、これは買い!
もし、無人島へDVDを1つ持っていくとしたら、これを持って行く…
いや、BHDも捨てがたいし、悩むなぁw

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